インターネットコムとインフォプラントが行った、10代から50代までのインターネットユーザーに対する調査によると、何らかのウィルス対策を行なっているユーザーが大半を占めるが、ウィルスに対する知識や情報は非常に乏しいことを明らかにしている。
これらのリサーチによると、インターネットユーザーのおよそ50%が「ウィルス対策ソフトを常駐」させて、最低限のウィルス対策は行なっているが、半数のインターネットユーザーはいつ感染するか分からないウィルス対策というものを行なっていないことがうかがえる。しかし、ウィルスソフトの常駐はさせていないものの、「定期的にパソコン内のウィルススキャンを行う」と回答したユーザーが43%にも達し、ウィルス対策といったことへの認知度はかなり高くなっていると考えられる。
ただし、知識といった観点から見た場合はどうであろうか?
ウィルス対策ソフトは、最新のパターンに対応したソフトを利用する事が原則であるが、30%以上のユーザーがパターンファイルの更新といった意識が無いのが現状のようだ。しかし、66%のユーザーが、パターンファイルの更新を最近15日以内に行なっていると答えており、優秀なリサーチ結果に驚いてはいるが、はたして意識した上でのパターンファイルの更新なのだろうか?最近のウィルス対策ソフトは、自動的にパターンファイルの更新を行なうので、意識しない間にパターンファイルが更新されているのが現状では無いでしょうか?
意識して行なうためには情報が必要になりますが、ウィルス関連のメールを購読されている方は、インターネットユーザーのわずか11%に留まっており、また、定期的にウィルス情報のサイトをチェックしていると答えたユーザーは更に少なく7%と低調な回答になっています。
これらの結果から、大半のユーザーはソフト任せのウィルス対策を行なっているのではないでしょうか?
知識と情報を学び、意識を持ったウィルス対策が必要なのではないでしょうか?
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